行動できないのはメンタルが弱いからなのか
- Sachiko Fukushima
- 2022年10月5日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年9月17日
先日、起業したばかり…という方と、今後の事業計画についての相談を聞いていました。
やりたいことは色々ある、お客様の見込みになりそうな方や知人から相談を受けたりもする、
でも実際に相談されたら「それはやったことないので」とつい断ってしまう、ということでした。断る理由はまだ経験のない仕事なので自分には難しいかもしれない、と思ったのだそうです。
その方は「自分がこんな仕事を請けても大丈夫だろうか、ちゃんとやりとげられるだろうか、やり方がわからなくなったりしたらどう対処したらいいのか?」ということで悩んでいて、前に進めず行動できずにいました。

そこで、今日は「行動できないのはなぜか?メンタルが弱いからか?」ということについて考えてみたいと思います。
行動できない理由
まず行動できない理由としては
・やり方が分からない
・優先的にやるべきことが整理できない
・今すぐじゃなくても大丈夫と思っている
・失敗したくない
・やれるエネルギーがない
・自分にはハードルが高すぎる
などの理由が考えられます。
では
行動できないのは怠け者だからか?メンタルが弱いからなのか?
そんなことはありません。新しい事や今まで経験のない事は、どんな人にとってもハードルが高くて当たり前なのです。
そして、自分は怠け者だから何もできない…と思っている人もいるかもしれませんが、そんな人でも環境が自分に合ったり、何かをやることが喜びや楽しみになったら、そのことを続けるはずです。
例えば、あなたが今の仕事をするのは好きじゃない、つい休んだり怠けたりしてしまう…と言っても、テレビや映画を見たり、本を読んだり、ゲームをしたりだったり、なんらか好きでやってることはあるはずです。
もしかしたら今あなたが好きでやってることは、自分が楽しむことにしか役に立たないことなのかもしれませんが、何かはできてるはずですよね。
「行動できた」と感じるのは、それがいつもの習慣じゃないことであり、人の役に立ったり、自分の成長につながることであったり、ちょっとハードルを飛び越える必要があるものを越えたときに感じられるんだと思います。
例えば人の役に立つことを何かしようと思った時、もしそれをやってしまったけど「実は人の役には立てなかった」という事態がおこったら、あなたはどのように感じるのでしょうか?ちょっと怖いですよね。成長につながりそうなことでも同じですよね。
もし自分が思うような結果が出せなかったらと思うと、怖くなるんです。
行動できるようになるためには
できるところからやろう
できそうなところがあったら、それが優先順位的に先じゃなくてもちょっとだけ着手してみるというのがいいと思います。着手してやり始めたら、案外できてしまったということはよくあります。まずできそうなところから始めてみること。
やるべきことを具体的に、できるだけ細かい作業にわけること
やるべきことの塊が大きすぎると、何から手を付けていいのか分からなくて、結局何も手を付けられずに終わってしまうということがあります。やるべきことをできるだけ小さな作業に分けていき、作業内容を具体的にすることで手がつけやすくなります。
完璧になせないことを知っておこう
行動できない人の中には完璧主義の人も多いのです。何にせよ、完璧にはできないしできなくていい、ということを自分の中で腑におとす必要があります。頭ではこのことを分かっていても、腑に落ちてないとやはり躊躇したりしてしまいます。
自分を大事にする
エネルギーが不足していて、行動しようとするエネルギーが足りない状態では行動できません。他人のことより自分をまず大事にしてあげてください。仕事でストレスがたまっていたり、人間関係で悩みを抱えていたりする時は、ハードルの高いことへの挑戦はできないかもしれません。自分のメンタルがエネルギー不足にならないように、自分をいたわってあげましょう。
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