契約書の見直しが売上アップにもたらす効果とは?
- Sachiko Fukushima
- 2022年2月15日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年8月13日
【売る時のルールを決めて、改定していくこと】
商品を売買する時のルールを決めて、契約書を作り、その内容を検証して改定してくことで、売り上げや利益率の改善につなげています。
当事務所でも、かなり行き当たりばったりです。イレギュラーな事案にぶつかるたびにどうするか決めてますが、そのために時間と労力をさき、知り合いだからと安くしたり、お客さんに押し切られて安くしたり…ということが重なり、そのたびに自分たちが疲弊していくので、徐々にルール化していってます。

1.当事務所の問題点と思われるポイント
先ほども、当事務所は行き当たりばったりです…と書いてます。各手続きの基本的な報酬金額は当然決めていますが、一つとして同じボリュームの手続きはありません。
同じ種類の手続きでも、頼んでくれる人の環境や条件によって、内容もボリュームも違う部分は当然でてきます。
今まではイレギュラーなことがあったりしたときは、思い付きで追加料金をいただいたり(大体これくらいだろうという感じですね)、お客様によっては追加料金をいただかなかったり、なんとなく安くしたり……(イレギュラーなことがあっても、知り合いだからとか言う感じで💦)、と対応がバラバラでした。
当然、実務をやる側としては、値段の割に作業内容が多かったりで、または依頼されて途中まで仕事をしていたのに、お客様の都合でキャンセルになったりしたときに、最初から料金やキャンセルについて詳しいことを取り決めしてなかったがために、かなりの手間を被ったにもかかわらず、料金はほとんどもらえなかったり……こういうことが続いて疲れてくるような状況もありました。
2.問題の解決策として
まず、いったん依頼を引き受けて、途中でお客様の都合でキャンセルになったりした場合のルールを決めて、最初からお客様に提示することにより、料金をいただきやすい環境を整えています。
そのためには、未経験の業務であったとしても、最初から許可になるための要件と、必要な書類や証明事項を、こちら側がきちんと把握する必要があります。→ここをどうするかは新たな課題ですが。
業務ごとに、基本的な仕事の範囲と、イレギュラー事案として追加報酬をいただく場合とでルールを決めています。
かなり具体的にしておかないと、ここがあいまいだと料金を請求しにくくなりますが、具体的ではっきりとお客様の方にも内容が分かるようにしておけば、説明もしやすいし、お客様も納得しやすいのではと思います。
3.契約書の作成が売上アップ、収益アップにつながるとする理由は?
売買の時のルールをきちんと定めることで、当事務所としては、「きちんと既定の報酬を請求できる」ということが売上アップ&収益アップにつながると考えます。
なぜなら、以前はなんとなくで請求したりしなかったりしていたことを、きちんと根拠をもって請求ができるようになるからです。
田舎は「信用」とか「付き合い」で商売をするケースもあるので、もしかしたら料金体系を事細かくし、今まで出さなかった契約書を出すようになることで、離れていくお客様もあるのかもしれませんが、結果として契約書をきちんと作成し、取り交わしてなお取引してくれるお客様と一緒に仕事をする方が、自分たちにとっても良いと考えています。



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